

▼こちらで再生(再生時間:11分)▼
プロフィッターが
弾道測定器トラックマンで
話題のVEGAアイアンを
レビュー!
英国ゴルフメディアで話題を読んでいるVEGA(ベガ)のVMBアイアン。
80本を超える最新アイアンと比較したブレードアイアンランキング企画でも
飛距離・精度ともに上位にランクインし、その性能の総合力の高さを示しました。
そこで今回は、その性能の秘密を正確にデータで計測するとともに、
専門家の視点でその性能の秘密を解剖するべく、最新の弾道測定器「トラックマン4」とともに、プロフィッター・徳嵩力一氏に試打と解説をお願いしました!
最新の大手クラブから地クラブまであらゆるクラブに精通し、プロ・アマ問わず数多くのフィッティングを手掛けてきた熟練のフィッターの目に、このアイアンがどう映るのか、検証してもらいました!


プロフィッター
高校からゴルフに携わり続け、大学卒業後は、
クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。
革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。また、プロゴルフツアーにも帯同し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしている。
出張クラブフィッティングを行う株式会社ティームス代表を務め、
現在も多くのプロ、アマチュアゴルファーのサポートを行っている。
From:徳嵩力一
こんにちは、
プロフィッターの徳嵩です。
今回は、VEGAのVMBアイアンをレビューします!
VEGAはもともと昔の日本の地クラブから生まれたブランドですが、
ブランドが海外に移ってからは日本で見る機会はほぼ無かったので、どういう進化を遂げたのか興味深いですね。
まず第一の見た目から受ける印象は、
古き良き日本のアイアンという見た目ですね。
こういう見た目がカッコ良いアイアンを使いたい!っていう方は結構多いんですが、
最近のクラブ、特に大手だとゴルフ歴の長い方好みのアイアンってかなり少なくなってきてるんです。
それに仮に見た目は気に入ったものが見つかっても、
マッスルバック特有の難しさがあって使いこなせる方が限られているモデルも多いので、
VEGAアイアンがそういった問題にどんな回答を出しているのか、試打で検証します。


フィッターを欺く
まさかの試打結果…
「見た目に騙された」
異端なアイアンの性能とは
驚かされましたね。
まず、普通のマッスルバックにある扱い辛さ、難しさっていうのは全く感じません!
先ほども話した通り、普通のマッスルバックのアイアンというのは
キャビティバックのアイアンと比べてミスに弱いので、しっかり飛ばすことが難しいんです。
具体的には、
ヘッドスピードが速い
弾道が高く打てる
ダウンブローで打てる
ミート率が高い
これらを満たせる上級者じゃないと、ミスの幅も大きくなってしまうのが一般的なんですが、
VEGAはこれらの難しさを全く感じません。
ダウンブローでしっかりボールを捉えられる人は少ないんですが、
VEGAはレベルブローに捉えてもしっかり飛んで、安定する。
これは一般的なマッスルバックアイアンでは見られない性能ですね。
これは見た目ではわからないくらい、ヘッドが低重心で設計されている証拠です。
そのおかげで
ヘッドスピードが低くても
飛距離を稼げて、球もしっかり上がり
多少のミスヒットすらも
ミスにならないくらい安定する
という、見た目からは想像もできない程の寛容さを持ったアイアンに仕上がっていました。
しかし一方で、マッスルバックの利点である
打感やコントロールの良さ、抜けの良さなどはしっかりと搭載されています。


徳嵩フィッターが分析する
VEGAアイアンのやさしさの秘密
秘密1.見た目以上の低重心の秘密
まずネックを短くして、トップブレードも薄くなってる上にミーリング(彫刻)でギリギリまで重量を削っている。
その分、ソール側に重量を集中しているので、必然的に低重心になっている。
普通のマッスルバックは重心が高いので、ダウンブローでしっかり球を捉えないとスピン量も確保できないし球も上がらないが、
VEGAはそこの寛容さの性能が非常に高い。
秘密2.フェース面のミーリング加工
マッスルバックで球が上がらない最大の要因はスピンが足りないという問題。
スピン量
追加分も完売・・・ですが
こちらのVEGA VMBアイアンについて、英国から追加して頂いた7セット分も完売してしまいました。
ですが・・・
なんと、英国からさらに5セット追加で送ってくれたとのこと!
しかもこの追加分は、なんと代表のピーター氏自らが直接来日して届けてくれるそうです!
「桜はもう咲いているかい?
ジャパニーズ HANAMI(花見)を楽しむ口実ができたよ。
ぜひ、日本のゴルファーの皆様にVEGAを知ってほしい。」
これだけ日本好きな人の作った、日本人好みの見た目に、現代テクノロジーが宿った異例のアイアン。
左右、飛距離のブレ幅を総合した収束範囲で1位に

プロキャディ・梅原敦さんも
愛用しています!
▼(再生時間:9分52秒)▼