江連忠プロは、これまでツアープロコーチとして数多くのトップツアープロをコーチするかたわら、ジュニアゴルファーの育成やアマチュアゴルファーの指導にも携わってきました。新旧関係なく、海外のゴルファーにも精通しており、いわゆる“レジェンド”と呼ばれるようなプロゴルファーたちとも公私にわたり交流を続けています。そうした類まれな知識と的確な指導により、プロ・アマチュアを問わず多くのゴルファーたちからも支持を集めてきました。 そんな中、ゴルフ業界に衝撃がが走りました。それは、2020年に入ってからの新型コロナウイルスの感染拡大。国内外の多くのツアーが開催中止に追い込まれる中、ツアープロたちはこぞって、YouTubeのチャンネルを開設し、個別に情報発信をしています。 江連プロが賞金王に育てた片山晋呉プロは、チャンネル登録者数が15万人以上。また「ゴルフユーチューバー」とも呼ばれている香妻陣一朗プロもチャンネル登録者数2万8千人で、ゴルフのレッスン動画や、ツアー中に石川遼プロをはじめとするプロたちと練習ラウンドでざっくばらんやり取りをするなどの動画が好評です。 もちろん男子選手のみならず、女子選手らも続々とチャンネルを開設し、ゴルフのレッスンや自分自身のトレーニング風景などを配信している状況です。 そのような具合で、ゴルフ業界のYouTubeもちょっとした活況を呈しているわけですが、江連プロはそこにちょっとした「違和感」を感じることが多くなってきました。というのも… ・Youtubeを見ていると「オススメゴルフレッスン動画」が横に出てきて見たところ、自分が昔から言っていることをほぼそのまま完全コピーして話しているレッスンプロがいた ・レッスンを完全コピーしているだけならいいのだけれども、中には舌足らずな説明で「そういう言い方、伝え方だと誤解を与えるかも」と思えるようなレッスンも少なくなかった もちろん江連プロとしては、自分が長年広められなかったことが、こうしたYouTubeなどの力によって広まることは嬉しいことではあるものの、それが誤解されて伝わるということには、違和感を感じているようです。