From:小原大二郎
千葉の自宅より
60歳前後を境に自分のための時間を多く持てるようになって、ゴルフを楽しむ時間をしっかり確保できるようなったものの、思うように上達できず限界を感じて悩んでいる方は多いです。
(運動習慣の少ない方だと、50代から同じ傾向が現れる方もいます。)
練習量を増やし、足しげくラウンドに通っても、なかなか成長を感じられない。
それはゴルファーにとってかなりの苦痛ですし、実際に飛距離も落ちてスコアもどんどん悪化すると、ゴルフから疎遠になったりクラブを置いてしまう人も少なくありません。
または、シニアになっても活躍してゴルフを楽しんでいるゴルファーの姿を見て、
「いつかは自分も」と考えていても、結果がなかなかついて来ないでイライラしたり。。。
果てには無理なオーバーワークを続ければ、怪我をしてゴルフを続けられなくなることも十分あり得ます。極端に聞こえるかもしれませんが、間違った練習法でそうなる一歩手前のゴルファーが、レッスンに来る方の中には珍しくないのです。
退職後に時間が取れたりしたり、子供が独り立ちして時間ができたゴルファーの方が、こうした練習の増加に対して結果がついてこないジレンマに悩まされています。
私が数年前に教えていたある生徒の方は、平日20時近くまで働いた後でも、毎週に5回以上は練習場に通い、ほぼ毎週ラウンドに通っているというくらい、ハードなゴルフ漬けの日々を送っていました。
情報収集のためにゴルフ雑誌を1月で何冊も買い、クラブも半年で30万円以上買っていました。
60歳を過ぎてからそんな練習の詰め込み方をしていたら、体も心も余裕はないと思います。
結果がついてこなかったらなおさら。
なぜ、こうした厳しい状況が蔓延しているのか?
それは、60代を過ぎたあたりから
嫌でも力んでしまう状況になる
からです。
若いころと比べて、筋力というのは20代をピークに下がり始め、特に一般的には60代から(普段運動をする習慣がない方は50代から)それを強く自覚してきます。
そのため、昔なら問題なく飛ばせていた距離でも力むようになり、若いころ以上に無意識下で力みが生まれてしまう、という結果につながってしまいます。
そうすると体の軸がブレたりしてスイング軌道の修正を余儀なくされ、そうした修正にも余計な力が加わり、結果として力みによる歪みを直すためにまた力みが足される、という悪循環につながるのです。
さらに始末が悪いのが、その悪循環を何とかしようとする努力が逆効果になることもあり。。。
悩みを解決するため、YouTubeやゴルフ雑誌では、多くのプロゴルファー、レッスンプロが情報を発信しています。
しかし、それらは全てのゴルファーに適しているものばかりではありません。
というより、ほとんどは一部の人向けの小手先のテクニックだったり、対症療法的な内容です。
もちろん、小手先のテクニックが有効な瞬間もあります。
しかし、本質的な問題に向き合わない限り、ミスは決してなくなりませんし、むしろ小手先に頼ろうと依存するあまり、スイングをより歪なものに変えてしまいます。
私はこうした継続的な上達を考えない、その場限りで責任感のない情報に辟易しています。
私がプロになってから22年、ゴルフ業界にアンテナを張っていたからわかるのですが、おそらく今後もそういった小手先の情報はどんどん増えていくでしょう。
ハッキリ言って、今私がゴルフの知識をすべて忘れて初心者に戻って、師匠もなしに独学で学び始めたとしたら、正しい情報だけを取捨選択できる自信はありません。
それくらい、多くの情報が溢れかえり、ゴルファーを混乱させてしまっているんです。
ゴルファーには突飛なスイングドリルに頼ったり、誰かの真似をしたスイングではなく、しっかりと基礎的な部分をおさえた上で
”自分のスイングを身に着けてほしい”
というのが私の考えです。
スイングの改善の方向性として、大きく2つの方向性に分かれます。
- 誰かの正しい動きをひたすらに模倣する
- 自分のスイングを徐々に最適化する
ゴルファーの方には他の誰かの模倣ではなくその人の動きを最適化してほしいと願っています。
世の中には「今あるスイングをすべて忘れて、私のスイングをマネしなさい」というレッスンプロの方もいますし、部分的に限った話でいえば、そうした方法も正しいとは思います。
しかし、スイング全体を無理矢理に矯正しても、すぐに悪い癖が戻ってしまったり、少しスコアが良くなったと思ったら、安定しなかったり、・・・結局もとのスコアに戻る人がほとんどなんです。
そもそも、誰かの動きを他の人に模倣させるというのは、様々な条件が一致しないと難しいんです。
もし簡単に模倣が可能なら、プロも世界ランキングトップのプロクラスの選手を模倣すれば結果を出せますから。
プロですら難しいことを、アマチュアの方に課すのは酷ですよね?
しかし、世の中のゴルフ上達情報の多くは、その酷なことを要求しているのです。
こうした模倣が難しい理由は、ゴルファーごとにスイングの「相違点」があるからです。
しかし一方で、全てのゴルファーにとって(たとえ一流プロでも、初心者でも)おさえるべき「2つの共通事項」が存在します。
それが、
- ビジネスゾーンを磨くこと
- 余計な「力み」を取り除くこと
この2つです。
そして残念ながら、20年以上もレッスンをしている身からすると、、、
この2つにしっかり取り組めているアマチュアの方はかなり少数と言わざるを得ません。
このご案内を見ている方なら、ビジネスゾーンの基本はご存じかもしれませんが、改めてもう一度ご説明させていただきますね。
ビジネスゾーンとは、インパクト前後のスイングにおいて核となる動きを集約した、時計でいう3時から9時の半円部分の事です。
アドレスやグリップなどは人それぞれ個性がありますが、ボールをどこに、どのように飛ばしたいのか。それによって、フェースにボールをどう当てたらよいか、この部分だけは優れたプレイヤー全てに唯一共通することなのです。
それゆえに、このゾーンさえ安定すればゴルフで食べていけることからプロの間で「ビジネスゾーン」と使われ始めた言葉です。
私がこのビジネスゾーンの練習をプロ・アマともに推奨している理由は常々発信していますが、スイングの改善が非常に容易になるためです。
しかし、
「力みに関してはそんなに関係なくないか?」
「力みって強打するときの問題じゃないの?」
そういう疑問を持つ方がいるかもしれません。
実際は、関係大アリです。
力んでいる方のスイングというのは、十中八九、ビジネスゾーンから既に力んでいます。
ただ、ビジネスゾーンでは振り幅が小さいので悪影響も小さくなるため、大して気に留めない方が多いだけです。
しかしこれは樹木の幹と枝の関係のように、スイングが大きくなればなるほどその悪影響も広がり、致命的なミスという形に増大していきます。
そして大きく早いスイングの中でミスの原因を特定し、細やかな調整を行っていくのは非常に難しいです。
動きが大きければ制御も安定しないためミスも多岐にわたり、スライス、フック、ダフり、トップ、シャンクなど様々。
山ほどあるミスの要因から地道に探っていくしかありません。
腕が力んでいたのか?
それとも手首?
インパクト直前に手首が力んでた?
それともアドレスの時点から?
体の捻転は足りてた?
バランスが悪くなかったか?
不安定なミスに対して対症療法的な改善を重ねる方法を始めたらキリがありません。
一方で、ビジネスゾーンでは、『理想のインパクト』から逆算して作るという観点のもと
ミート率を高めて飛距離の効率、ミスショットを減らします。
そのため最初に一番重要な力みのないインパクト前後の動きから作っていくことができるので、習得のやさしさ・再発率の低さも圧倒的に高いんです。
しかし、、、
アマチュアの方で最も多いのは、
「そんなことは知ってるし、自分はもう大丈夫です!」
という方です。
ですが実際にビジネスゾーンのショットをしてもらうと…
「どうですか?」
「力んでますね…」
そんな結果が9割以上です。
実際に、レッスンプロの目から見ると力んでいることが明らかな人でも、指摘してみると多くのゴルファーの方は「そんなに力んでいますか?」と、無自覚なんですね。
では、あなたが力んでいないか、簡単にわかるクイズを一つ出します。
Q.ビジネスゾーンの練習でサンドウェッジを力まず、
重心を安定させて打った時、だいたいキャリーで何ヤード出るか?
これはビジネスゾーンの基本的な、
- スタンス幅は狭く
- 時計でいう3時から9時の幅のスイング
- アドレス・バックスイング・フォローでそれぞれ
重心はセンター・センター・左重心(レフティは右) - 力まないスイング
という条件です。
サンドウェッジですからロフト角は58度前後で、適切にインパクトすればキャリーとランは2:1くらいになりますから、総飛距離から逆算するなら2/3くらいをイメージしてみてください。
さぁ、あなたのショットで、普段の練習を思い出したら、キャリーは何ヤードくらいをイメージしましたか?
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これ、実はキャリーで10y~15yくらいが良いんです。
しかし実際のところ
30~40yくらい飛ばしている方がほとんどです。
これでは手に力が入り過ぎです。
「飛距離は高い方が良いじゃないか」と思うかもしれませんが、
ゴルフにおいて重要なのは適切に距離をコントロールすることです。
つまり、距離を出さない部分で出てしまっているということは、不要な力みが生まれているということ。
もっと言えば、手打ちになっていたり、スイングがコントロールできていない。ということになります。
空手やボクシングをイメージしてみてください。
パンチや正拳突きを放つ直前の腕や肩、手は適度に脱力しています。
拳を出す前から腕に力を入れて強く手を握りしめていたら、パンチの速度は自然と落ちますからね。
ビジネスゾーンで大きな距離が出ているというのは、軽くジャブを打ってくださいと言っているのに、やや弱めのストレートを打っているようなものです。
それも初動前に脱力できていない、力みが混じった状態のガチガチのストレート。
そんなパンチを打っている人が、脱力した綺麗な右ストレートを打てるとは思えませんよね?
これと同じことが、ビジネスゾーンにも言えます。
ビジネスゾーンで力んでいたら、肩から肩、フルスイングでも必ず力みます。
というより、ビジネスゾーンでの力みがより増長されるんです。
ビジネスゾーンでは力みの影響も小さいので、方向性の精度の悪さや、飛距離の不安定さという程度にしか現れません。
しかし、これが大きなスイングで増幅すれば、大きなスライス、引っ掛け、シャンク、トップなどミスとして顕著になってきます。
そうすると、明らかにミスとして自覚している大きなスイングを直そうと躍起になりがちなのですが・・・
スイングの力みの根底がビジネスゾーンにあるのに、大きなスイングから直そうとする。
これは、練習のほとんどが無駄、というより遠回しになってしまいます。
ビジネスゾーンで起きる悪い動きが全ての根底なのに、そこを正さず大きい動きを矯正しようとすれば、様々な問題が発生します。
具体的に言うと…
- 単純に早くて大きいスイングの動きの中なので修正が難しい
- 動きを修正するために余計な悪い動きを加えて悪化させしまう
- 力みによるミスの根底が治っていないので、高確率でミスが再発する
(手首の動きが悪いのに、スイング軌道で無理に改善しようとするなど)
そして、こうした大きなスイングからミスを改善しようとするときに厄介なのが、
ミスがバラバラになる事です。
例えば、ショートアイアン・ウェッジでは左に引っ掛け、ロングアイアンだとダフリ、ドライバーやウッドだとスライスが出たり。
ラウンドでは上記の問題に加えて、トップ・ダフリ、シャンクがなんの統一性もなく現れたり。。。
心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
これは、スイングの核となるビジネスゾーンが固まっていないため、ミスも不安定になり、そのミスを繕おうとして更に統一性のないスイングになってしまっている状態です。
いわば、グラグラ傾いている建築物にあちらこちらから補強材を入れているような状態。
しっかりと盤石な建物に修繕するためには、基礎をしっかりと固め、安定した大黒柱を建てる必要があります。
その大黒柱こそが、ビジネスゾーンなのです。
そこであなたには、短期間でビジネスゾーンをマスターし、さらにフルスイングに繋げるまでにミスの最大の要因である力みを取り除いただくために、、、
私の「ビジネスゾーン × 力み除去」に特化したプログラム
「BZ-Power (ビジネスゾーン・パワー)」を使った短期上達チャレンジ、
12週間ビジネスゾーンチャレンジに挑戦して頂きたいのです!
このチャレンジは、12週間「BZ-Power (ビジネスゾーン・パワー)」のDVDプログラムに則った練習に取り組んでいただき、その間でいかにスコアアップできるかの挑戦です。
こんな方は参加できない、という条件は特にありませんが、
強いて言うなら
- 12週間の間に、他の練習に浮気する方
- 1ヶ月間に2度以上練習に行かない方
- ゴルフ上達を強く望んでいない方
こんな方には向いていません。
他の練習に極度に浮気してしまうと、せっかく練度が上がってきたスイングの感覚をリセットしてしまいかねませんし、そもそも練習しないで勝手に上達する、なんておいしい話ではありません。
わたしが提供できるのは、あくまでこの練習を短期間続ければ、最短で上達できる、という下準備までです。
逆に、
- 100切り、90切りを達成できていない、
もしくは、達成したが安定しない - 2週間に1度以上の頻度で練習をしている
- 最短でゴルフ上達したいと願っている方
こんな方には、最適な内容となっています。
再三お伝えした通り、ビジネスゾーンは全年齢・全レベルのゴルファーに効果がある上達の万能ツールです。
それゆえに私はビジネスゾーンを基礎として、そこから飛距離アップ、アプローチなど様々な方向へ特化した様々なプログラムを開発してきました。
しかし、この教材がそれらと大きく違うのは、ミスの最大の原因である「力み」を取り除くという点に特化した実践向きの教材であるということ。
もちろん力みが取り除かれることでスイングが滑らかになりインパクトも改善されるため、飛距離・方向性もまとめて改善されますが、それはあくまで副次的な効果です。
そのため、ビジネスゾーンからのスイング作りは絶対に抑えてほしいポイントに絞り、力みを取り除くことに終始しているため、最短でスコアを改善する超実践向けプログラムとなっています。
スイングスキルの話はあくまで力みを取るための氷山の一角に過ぎず、メンタルやマネジメントも含めた力みを生み出す5つの要素について語っています。
これは私が作ってきたプログラムの中でもスイングづくりよりも実践向けに偏った内容のため、例えばゴルフを始めたてでまだラウンド経験が少ないという方には難しい内容かもしれません。
しかし、ラウンドをある程度は経験したプレーヤーなら、
今まで悩みの種だった傾斜やバンカー、
どこから直したらよいかわからなかったスイングの悩み、
それらすべてを丸ごと、たったの12週間で改善して結果を出せるプログラムです。
もちろん、12週間というのは結果が現れるまでの目安でしかありません。
その後も継続されれば、当然ビジネスゾーンの練度も上がって12週間で出した結果以上のものを手に入れられるでしょう。
ではなぜ、このチャレンジ期間を12週間にしたのかというと…